住宅購入奮闘記 その4 | とある営業マンの裏話

住宅購入奮闘記 その4

結局のところ全部で見たモデルルームの数は、5件ほど。


たまプラに絞ったにも関わらず、あまりに高すぎるため、もうちょっと下った駅の物件も見てみた。

あまり値段はかわらない。


僕が販売していた時代よりも明らかに高くなってるのがわかる。


で、またたまプラに戻って検討。


その時点では二つに絞られていた。


最初に入った某戸建メーカーのやつか、大手電鉄グループの物件か。

お値段、広さともに変わらず。


電鉄の方は大幅な値引き提示がありましたけどね。


結局電鉄の方は、東向きだったし、物件のスペックを奥様がお気に召さなかったため、最初に見た物件で決定。


ここで、物件をいくつも見て気になったことを何点か。


1.ファミリー向けとうたうマンションは、ベビーシッターもしくは保育士を常時雇うべき。


今回保育士の方に非常に助けられました。

恐らくそのサービスがなければ購入には至らなかったと思います。

正直家なんて必要に迫られてるものでもないので、子供が泣き出してくずりだしたら家に帰りますよ。

だから子供を預けるスペースがない物件を見に行ったときは、くずりだすと話しにならないので、気に入る以前に検討ができない状態になり、帰りました。これは非常に重要事項だと思います。

子供ができて初めて気付きました。


2.資料は手作り感があってはだめ。業者に頼んでちゃんとしたものを作るべき。


僕もマンションを売っていたときには、新聞の切り抜きなんて良く使ってました。まあ新聞の切り抜きは臨場感がでるのでよいとしても、住宅情報の「いまが買い時」的な記事の切り抜きなんかは内容はいいが、切り抜きという体裁があんまよくない。

というのも、今回その記事を見せられたときに、どっかでみたことある。と思って日付を見たら、2003年になったいた。それ俺もつかってたよー。

そんなふるい情報を後生大事にファイリングして、汚いコピーを見せられてもなんだかなー、貧乏っちー。って感じです。何千万の買い物をする話しをしているのに。

記事の内容を抜粋して、広告代理店に作ってもらえばいいんですよ。安くすませたいんであれば、直接デザインもやってる印刷会社に頼めば、1000部くらいならデザイン費込みで50万位で作ってもらえるんですから安いもんです。そういった印象って重要です。


今回たまプラの物件を回ってて、完成済みなのになんでモデルルーム壊さないんだろう。と不思議に思っていたのですが、恐らく棟内の汚い雰囲気を嫌がってるんでしょうね。

養生貼って部屋に商談ルーム作っても正直雰囲気悪いし、その部屋は値引きしないと売れないし。対象になる人が結構金持ちが多いからそういう高級感とか演出を大事にするという判断なのかなーと勝手に想像しました。大手デベロッパーばっかりですしね。


なんか自分の営業していた頃を振り返って、他決した顧客を思い返して見たが、なんとなく理由がわかるような気がしてきておもしろかったです。

当時は物件がお客様にあわなかった。と思っていましたが、正確にはこちらの演出や気遣い不足的なものもあったんだなーと。いわゆる「マーケティング力の欠落」ですかね。


具体的にどういう部分であったかは次回書きたいと思います。


まあとりあえずこんな感じです。


つづく。