社長の話し PART4 | とある営業マンの裏話

社長の話し PART4

ひさびさに僕が前の会社で働いていた社長の話し。


社長はすごい忙しい人だった。

当時売上げの3分の1は、間接的ではあるが社長が稼いでいた。


売上げは当時150億円でしたから50億円の仕事は社長が絡んでいたことになる。


でもマンションを売っていたわけではないですよ。


不良債権を買い取り、リニューアルして投資家に売っていたのだ。

いわゆる不動産の流動化、REITともつながる。


僕は朝、宅建の勉強会で朝早く会社に来ていたのですが、

当時社長室の隣の会議室で勉強会をやっていて、その最中に

すごい迫力のある声で社長が電話をしている声がよく聞こえてました。


なんの電話か気になったので、耳をだんぼにして聞いていたのですが、

明らかに投資家に営業をしていました。


ここでいう投資家というのは、当然個人ではなく企業相手だとおもうが、

上場企業の社長が、朝8時から投資家に電話で営業。。。

あまりないですよね。


これだけ営業力があると、社員に会社のビジョンを伝えるのもうまいです。

何をやるのかが明確で、モチベーションもあがります。


僕がこの会社を辞めたのも、社長のようになりたいと思ったからです。


社長はよく言っていました。


「会社を経営する中で、投資家にこちらに有利な条件で投資させるのも、

銀行に融資させるのも営業力だ」と。


起業を目指す営業上がりの僕にとっては、いつもその言葉には勇気づけられたものです。