社長の話し3 | とある営業マンの裏話

社長の話し3

昨日に続いて、また社長の話し。

社長が独立したばかりのこと。
当時不動産会社として独立はしたものの、
売るものがなくて困ったらしい。

最初のうちは、マンションデベロッパーに販売代理の受託を
受けるための営業をしにいくのだが、若干26歳の社長の会社に
そう簡単に任せてくれる会社はない。

売上を立てないと給料が払えないので、どうしたか。

なんとパン屋を始めました。

パン屋を始めた理由は、パンは夜仕込んで朝いちで売りに出すので、
昼間の営業活動に影響を及ぼさないからです。

驚きは、途中でヤクルトのおばさんと契約して、
ヤクルトのおばさんに売ってもらうようになって急激に売上が伸びたということです。

ヤクルトのおばさんは、あらゆる会社に入り込めるネットワークを
すでに持っているので、コミッションを渡してパンも一緒に売ってもらい、おばちゃんに
とっても社長にとっても効率のいいものだったそうです。

会社が設立3ヶ月くらいで軌道に乗ったため、そのパン屋は当時
工場長だった人に譲ったそうですが、今でもけっこうもうかってる
パン屋だそうです。