人間不信 | とある営業マンの裏話

人間不信

不動産の営業というのはものすごく人間不信になる。実際私が辞めようと思ったのもそれが原因の一つだ。このままでは、普通の人間ではいられなくなる。とよく感じたものだ。要素としては以下の項目が挙げられる。

1.「けっこうです」と言う言葉を死ぬほど聞く。
2.お客様に嘘をつかれる。
3.上司に心を壊される。

一番こたえるのが2番だ。
例を挙げると、契約前にいとも簡単に断ってくる。申し込みのときは、すごいいい雰囲気で申込書を書いてもらい、もう他は目移りしないよとかいいつつも他で決めたから契約はできないと電話でさらりと断ってくる客がいる。まぁ他をつぶしきれていなかった営業マンの責任でもあるが、これはかなりびびる。

あと、引渡しの際に、双方合意のもとで契約をしたのに、想像していたものと違うからやっぱりやめたいなどといってくる客がいる。契約前にことこまかく説明をして、重要事項の説明までしたのにも関わらず、いざ引渡しが近づくと不安になるのか断り文句を無理やり見つけてそうやって辞めようとする。はいさよならで辞められればいいのだが、不動産の場合、民法上、手付け金を放棄しなければ契約を解除することができない。手付金は何百万だから、当然返せという話しになる。でも手付金は戻ってこないことを承知で契約してるんだからそうはいかない。実際この問題で裁判沙汰に何度もなりそうになった。つらいのは会社と客の間を取り持つ営業マンである。

こういった話は腐るほどあるので、またおいおい書いていきたいと思う。

とにかく何千万もするものを売る仕事はいろいろとトラブルも多いということだ。