中古マンションの値段の決め方について | とある営業マンの裏話

中古マンションの値段の決め方について

ご自分でマンションをお持ちの方が、自分のマンションを売る時にどのようにして価格が決められているか気になると思います。

驚くほど簡単に決められているので、実情を知ると悲しくなります。

まず、対象物件の周辺で、同じくらいの条件(広さ、駅からの距離)のマンションがいくらで取引されたかを調べます。これを取引事例価格といいます。
この取引事例は、レインズという不動産機構に登録されているので、ネットで簡単に調べることができます。

例えば、広さも築年数も向きもほとんど同じような物件が2400万円で取引されていれば、その物件もそれくらいの価値であると判断できます。

いくら買ったときは5000万円していても、今は2400万くらいじゃないと、買うといってくれる人がいないので、金額としてはその辺で落ち着いてしまいます。

後は、付加価値として設備が多少いいということであれば、上乗せはしますが気持ち程度です。

絶対3000万じゃないと売らない!といっても、買う人がいないんじゃお話にならないですからね。長期戦に突入すると、段々築年数も古くなっていくので、余計条件が悪くなるだけです。

私もよく買い替えをしたいというお客さんの持ち家を、売ってあげた経験がありますが、相当簡単に価格を決めていました。
長期戦に持ち込むと、自分にとってもリスクなので、確実に売れる価格を提示しますし。。。なんせ仲介契約というのは成功報酬なので、2000万円で売った場合、3%+6万円をもらうだけです。その際に物件を告知する広告料なんかは全部その中に含まれています。なので、早く処理したいのです。(言い方は悪いですが)

悲しいかなこれが現実です。