飛び込み営業について | とある営業マンの裏話

飛び込み営業について

新築マンションの飛び込み営業はやみくもに飛び込んでいるわけではない。
チラシまきをする際に、よさそうな賃貸物件をチェックしておき、後で飛び込む。

その際に基準となるのが、今販売しているマンションを購入できるくらいの家賃を払っているかどうかだ。

例えば、高田馬場で物件を販売する際に、その周辺の家賃相場はすべて把握しておく。外から賃貸物件を見ると、大体の広さと間取りは外からでも分かる。
広さと間取りから大体の家賃はわかる。2DKの45㎡だったら大体17万くらいかなと。

家賃で月々17万円くらい払っている人ならば、自分の販売しているマンションの最多価格帯が4000万くらいなら、35年返済で、月々の支払いが16万円+管理費等ということになるので、十分に購入ができるレベルにあると判断できる。

そういうところからバンバン飛び込んで、家賃とローンの違いを分かりやすく丁寧に話してあげれば、興味を持ってモデルルームにご足労いただけるというシナリオだ。

電話営業と違って、飛び込み営業の場合は、その人がどういう場所に住んでいるのかがわかるので、説明がしやすい。
ネックは怪しいので、ドアを開けて話しを聞いてくれる人が少ないということだ。

基本的に飛び込み営業はモデルルームに連れてくるだけのいわゆる広告宣伝にすぎないことをうまく住人にも理解してもらわなければならない。

これも本当に効率が悪い仕事ですが、やっぱり1ヶ月に何本か契約が出てしまうから不思議である。マンパワーというのは恐ろしいですな。